クリスマスローズ、上手に育てる方法!|花の特徴、栽培の管理とコツ

クリスマスローズ 春の花

クリスマスローズは、冬枯れの庭に豊かな色どりと葉の艶やかな緑を与えてくれ、非常に丈夫で日本中のどこでも栽培が可能です。和洋どりらの庭でもマッチするお花で、我家でも、種類が増えつつあるお花の1つです。

昨年種を採取して、種から育て始めています。それというのも、種から育てると、親株とは違った花色・形が出てくるということで、同じものが1つとしてないといわれているからです。どんな花が咲くか楽しみですが、そんなクリスマスローズの特徴と失敗しない育て方をここではご紹介します。

クリスマスローズって、どんな花?

  • 属名:キンポウゲ科ヘレボルス属
  • 分布:ヘレボルス属は、中央~南ヨーロッパ、西アジアに自生しています。
  • 花期:1~3月
  • 草丈:10~50㎝
  • 花言葉:私の不安をやわらげて、慰め
  • 香り:品種によってさまざま

日本では、クリスマスローズの名で総称されていますが、正しい呼び名はヘレボルスです。

約15種の原種と交雑種全体をさす総称で、日本で流通しているのが原種では白のニゲル種、無茎種同士を交雑させてへレボルス・ヒプリダス(ガーデン・ハイブリッド)だそうです。

ニゲル種は、ヨーロッパではちょうどクリスマスに純白の花をさかせるので、通称「クリスマスローズ」と呼ばれています。

この花の魅力は、花の少ない1~3月頃に次々と花を咲かせること、そして、交配種の色の多様さです。

白といった基本的な色やそれが複雑に入り混じった中間色が存在し、微妙な色の変化が起こります。さらに、スポット(小さな斑点)が全体的に入るもの、縁に色が細く入るもの、二つの色が交互に入るもの、といった要素も加わるため、1つとして同じ花色の個体がないのが特徴です。

また、花の形にしても、カップ咲き、八重咲き、剣弁咲きなど様々で、本とに奥の深いお花で、さらなる魅力となっています。種でふやしている株は、一株ごとに異なる花を咲かせるので、このみの花を探す楽しみも増えます。

花弁のように見える部分は、実は萼片なんです。なので、一般の花より格段に花が咲いている期間が長いです。本来の花弁は、退化して蜜腺になり目立たなくなっています。キンポウゲ科のクレマチスなどの場合と同じです。

クリスマスローズの花の特徴!


【花の咲き方3種】

クリスマスローズは、花の咲き方も色々です。咲き方の形状は、満開時の萼片の開き具合を見ていきます。

  • 平咲き=ほぼ水平に開く
  • カップ咲き=盃のような開き加減
  • 筒咲き=鐘のような開き加減

【萼片の形3種】

  • 丸弁=花弁(萼片)の縁が丸くなっている
  • 剣片=弁咲きがとがっている


【花模様の数々】

  • スポット=花弁に小さな赤、紫、茶、黒などの斑点があるタイプ
  • ブローチ=スポットが密に固まって大きな斑点のようになったタイプ
  • ピコティー=花弁の縁が覆輪になるもので、色の濃淡、入る度合いで色々あります。
  • バイカラー=2色の色で構成されているタイプ。花弁の外側と内側の色が違う(リバーシブル)と、花弁が交互に違うのをいう場合があります。
  • ネット=全体にスポットが網目状になっているタイプ
  • フラッシュ=花の中央部分から外側に向かって、花火を散らしたようにスポットが入る場合と蜜腺の付近にスポットが固まって入る(アイ)場合がある
  • ダークネクター=蜜腺の色が黒、紫、赤紫などの暗色系の物


【花弁の付き方3種】 

  • シングル=一重咲きの花です。花弁(萼片)が5枚の物をいいます。
  • ダブル=八重咲きの花です。
  • セミダブル=半八重咲の花です。蜜腺が萼片の色やほかの色に変化して元の花弁に近く大きくなったタイプ。
葉の形も種によっていろいろのようです。緑の葉も魅力の1つになります。

買い方、選び方は?

10月頃から売り出される2年生苗を買えば安くてすみますが、種から育ったクリスマスローズは花の形、花色の変異が非常に大きいので、1~3月くらいにかけて売り出される開花株を購入することをお勧めします。どんな花が咲くのか期待して購入するのであれば問題はありません。

私の場合は、3年前に、ホームセンターで「黄色の花」と書いてある札を見て、比較的大きな鉢の物で葉も大きくしっかりしていたので、見切り品として安く購入しました。実際に咲いたのは、投稿している白色の花でした。花を見ないとはっきりとわからないということです。

もう1つは、なるべく葉が傷んでいない株であること、ぐらぐらしないしっかり根の張った物を選んでください。

失敗しない管理の方法は?


置き場所

10月~翌年の5月中旬までは、日光が十分当たる(西日は避ける)場所へ置きます。5月中旬~9月頃までは明るい半日陰、午前中の日光が2~3時間当たるような場所で管理します。過湿を避ける為、梅雨時や秋の長雨には当てないようにしてください。南向きの軒下、落葉樹の根元などが良いと思います。


植え替え、植え付け、株分け

適期は10月~12月ですが、最近ではもう少し早い方がその後の生育に効果があるといわれるようになりました。8月中旬~9月にかけて植え替える方法がマニアの間で実践されています。もちろん、10月~翌年3月まで行うこともできます。

生育が旺盛なので二回り大きな鉢に、2年に1回は、植え替えてください同時に株分けをする場合は、あまり細かく分けると株分け後の生育が悪くなるので、少なくとも3芽以上つくように分けます

秋に入手した場合は、根を完全にほぐして古い用土と傷んだ根を取り除いてから植えつけます。冬から春に入手した場合は、根を傷めると生育が悪くなるおそれがあるので、軽くほぐす程度にします。

用土は、水はけ、水もちのよい用土(例:赤玉土小粒4、軽石小粒3、腐葉土3の配合土など)で植えつけます。 鉢選びについては、こちらから。


水やり

庭植えの場合は基本的に水やりは必要ありませんが、雨が少ない・高温が続く夏など乾きが極端な時は水やりをします。夕方の気温が下がってから水やりを行います。鉢植えの場合は、10月~5月までは、土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。6月~9月まではやや乾かし気味に管理します。多湿は病気の元にもなるのでご注意ください。


肥料

庭植えの場合は、10月に緩効性肥料を施します。鉢植えの場合は、置き肥を、2ヶ月に1回の割合(10月、12月、2月)で与えます。さらに、10月~4月の間は1000倍の液体肥料を月に2~3回施します。6月~9月までは肥料は必要ありません。


花が終わったら

花後も萼片の色の変化もまちまちで、楽しく鑑賞できます。我家ではピンク系だったものが緑に変化しています。この写真は濃い紫色の萼片の変化したものです。

種を結ぶと株が疲れるので茶色く変化し始めたら早めに取り除きます。種が必要な場合は、そのまま成熟するまで待ちます。根が旺盛に伸びるので、鉢植えの場合は、2年に1回植え替えます。適期は10~12月です。


増やし方

2つの方法があります。

  • 株分け:適期は10~12月ですが、11月~翌年3月も可能です。あまり細かく分けず、少なくとも3芽以上つくように分けます。
  • 種まき: 5月~6月に熟したタネを採取してすぐにまくか、乾燥させないように秋まで保存して10月にまきます。写真は採取後すぐまいた種が翌年4月に発芽したものです。発芽率は良いです。
①できるだけ夏を涼しく   ②11~12月に古い葉を付け根から切り取り、花茎がたちあがりやすくする   ③鉢植えは、2年に1回植え替えをする

まとめ

クリスマスローズは丈夫な植物で、落ち着いた色合いから和洋どちらの庭にも合います。初めは難しいような気がしますが、特性を押さえれば大丈夫です。色々な花姿があり、お好みの物を探すのも楽しみですが、種から自分だけのクリスマスローズを作り出すのもよいかと思います。「ローコストでの庭造り」の1つの花材料にいかがでしょうか。

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