アップルミントの育て方!|家庭菜園でお手軽、便利なハーブの魅力

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ミントは、爽やかな香りが魅力で、古くから栽培され、親しまれているハーブです。その中でも、リンゴのように甘く優しい香りを漂わせるアップルミントは、生のままお湯に浮かべてハーブティーに、サラダに加えたりと、生活の中で楽しめる便利なハーブです。栽培はとても簡単だけど、ちょっとした工夫も必要。そんなアップルミントの育て方について、今回はご紹介します。

アップルミントは、こんなハーブ!

  • 分類:シソ科ハッカ属
  • 形態:多年草
  • 原産地:ヨーロッパ西部~南部、西アジア
  • 草丈:約20~100 ㎝
  • 開花:7~9 月   
  • 花色:白、薄ピンク
  • 芳香:アップルとミントを合わせてような甘い香り

アップルミントは、丸い葉を持つことから、「マルバハッカ」という和名がつけられています。葉の表面は、密生した細かい毛でおおわれていることから、綿毛のようなを意味する「ウーリーミント」の呼び名もあります。

ミントの育て方

植え付け時期と場所

ミントは、苗から植え付けをお勧めします。植え付けの最適期は4月とありますが、7~8月、11~2月を除けば、いつでも植え付けは可能です。それだけ、栽培は容易で、繁殖力が強い植物になります。庭では日当たりから日蔭まで適応できます。鉢植えは、夏は用土の乾燥が早まるので半日日陰に移動した方が無難です。

用土

ミントはやや湿り気がある肥沃な土を好みます。鉢植えの場合は、園芸用の花と野菜の土をそのまま利用で大丈夫です。ミントは、土壌の適応能力も高く、十分成長することができますが、地植えの場合は、どちらかというと酸性土壌は苦手なので、苦土石灰を1㎡あたり50gほど混ぜておきます。

ミントは地下茎でどんどん伸びていくので、仕切りをしておく方が良いです。「ミントテロ」という言葉もあります。これは、ミントの強靭な繁殖力によって、意図せず庭一帯がミントに埋め尽くされ、他の植物は蹂躙されてしまい、駆除が困難になることから、そういわれていました。実際には、駆除もできるのですが、地植えの場合は、最初に、地面の30㎝深さまでの仕切りをした方が良いと思います。鉢植えしたものを鉢の縁がそのまま地表に出るように埋めるのも1つの方法です。

我家でも、やはり地植からプランターへと移して、限られた場所での栽培に変えました。

水やりと肥料

水切れすると、下葉が落ちて葉の収量が減るので、乾きすぎないように水やりをします。乾燥防止に腐葉土・籾殻等でマルチングするのも良い方法です。

肥料は、元肥として緩効性の化成肥料を施します。切り戻しや収穫の後に水のかわりに薄めた液体肥料を追肥します。

増やす方法

種まき

ミントを種から育てる場合は、3~4月と、9月頃の2回、種まきができます。ポットに3~5粒種をまき、用土が乾かないように水やりに気をつければ、1週間くらいで発芽し、成長していきます。本場が5枚くらいになったら植え付けます。

挿し木

剪定したミントを水に挿しておくと、1週間もすると根が出てくるので、根を傷めないように植えます。

植え替え

基本的に、鉢植えをされることが多いミントは繁殖力が強い分、放っておくと根詰まりを起こす可能性が大きくなってきます。毎年、ミントを栽培し続けるためには、株分けが大切になってきます。株分けのタイミングは、3月と10月が最も適しているといわれますが、厳密にこだわらなくても大丈夫です。7~8月の暑い時期と11~2月の寒い時期を外せば十分育っていきます。

植え替えは、1~2年が目安です。鉢をひっくり返し、根鉢を取り出します。手で分割できる場合は、バリバリと分割しても大丈夫です。手できれない場合は、ハサミ・ノコギリでケーキを切るようにカットしていきます。根がわずかについているだけでも十分に成長します。

収穫・剪定

剪定

アップルミントは、欲しい時に欲しい分の葉をちぎって収穫していても問題なく栽培できます。春先に、10㎝ほどに切り詰めると、春にしたから新芽が沢山出て、奇麗な姿になります。

しっかり量を収穫したい、長く収穫を続けたい場合は、高さ20~30㎝になったら、まずは芽の先端を摘み取る「敵心」をしていきます。この作業によって、摘み取ったところからわき芽が沢山出てきます。

その後、7月頃になると、放置した状態だと花が咲いてきます。花が咲くと葉はかたくなり食用に適さなくなるので、花を咲かせないように剪定を1度はする必要があります。切り戻すと、生き生きとした葉が分岐して出てきます。花を楽しみたい人は、切り戻しは不要です。

収穫

葉は、必要な量を適宜摘んで利用できます。香りが最も強くなる蕾が開花し始めたころに、保存用の収穫をします。地際できって束にして、風通しの良い乾燥した場所で手早く乾かします。カリカリに乾燥したら、葉を茎からしごくようにしてとって、密閉容器で保存します。

ミントの利用方法

利用方法は、種類によって異なります。ミント類はハーブティーや料理の香り漬けなの飲食用使われることで知られますが、大きく分けるとスペアミントは料理に、ペパーミントやハッカは飲み物に合うといわれています。

スペアミント系の中でもフルーツの香りを持つものは、フルーツが入ったサラダやデザートによく使われます。

ただし、ミント類の中には飲食しない方が良いとされるものがあり、注意が必要です。特に、ペニーロイヤルプレゴンを含有することから肝臓に毒性があり、飲食用と内服薬には使えません。その精油も流産を引き起こす作用があることから妊娠中と授乳中には外用も避けます。

薬用のミント類としては、ペパーミントが代表的で、消化不良や緊張性頭痛に用いられます。

家庭では、気に入った香りのミントをポプリやリースなどの様々なクラフトにとりいれて、楽しむことができます。また、フレッシュのまま乾かして、布やメッシュの袋に入れて浴槽に浮かべれば入浴剤になります。

ミントは沢山収穫できるので、惜しげなく利用できることが家庭菜園の魅力になります。ミントの使用方法について大きくは5つに分かれます。

  • 飲食用= スペアミント・ペパーミント・ハッカは、摘みたての葉にお湯を注げばフリッシュティーに、水に入れるだけでもスッキリとしたミントウオーターが楽しめます。刻んだミントに酢と砂糖を混ぜたミントソースはラム肉の付け合わせにも良いです。
  • 香料用= 地上部は、入浴剤に。ハッカ・ペパーミント・スペアミントの精油は、アロマテラピー・トイレタリー・食品・香水や化粧品に使用。
  • クラフト用= 家庭では、気に入った香りのミントをポプリやリースになどの様々なクラフツにとりいれて楽しむことができます。切り花、花束、ドライフラワー、ポプリ
  • 園芸用= ベニーロイヤル・コロシカミントはグランドカバーに。パイナップルミント・ジンジャーミントはカラーリーフとして。
  • 薬用= ハッカ・ぺパミントは内容・外用薬に、ベニーロイヤルは虫よけ、特にカメムシを避ける効果があると認められています。薬用のミント類として代表的なのはペパーミントです。消化不良や緊張性の頭痛に用います。
ミント類以外でも、~ハッカ、~ミントという名前で呼ばれているものがあります。例えば、カラミント、イヌハッカ、ヤグルマハッカ、キタハッカ、ヤナギハッカなど。これらは、ミントとは別の属で、同じようには利用できません。

まとめ

簡単に家庭菜園で育てることのできるミント。沢山の収穫で、いろいろな楽しみができるのも魅力の1つです。一寸あると、生活の豊かさにつながってきます。台所の小さな鉢からスタートはいかがでしょうか? ハーブのコンパニオンプランツに興味のある方はこちらから。

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