トマト!|知ってそうで知らない歴史・栄養・魅力について

赤いミニトマト 野菜・果物

通年市場に出まわっているトマトですが、路地栽培は6~8月頃が旬になります。夏野菜の代表格のトマトなのに、実はは高温多湿が苦手だったことをごぞんじでしょうか? 味的には真夏よりは夏の初めの頃と秋のトマトがベストなんです。トマトの種類は、世界で8000種類を超えるといわれます。トマトにも、歴史があり、名前があり、色々な色・形があります。食べれば体によく、育てれば楽しい。今回は、そんなトマトの知ってそうで知らない歴史と栄養・魅力についてご紹介します。

トマトの歴史

語源は?

トマトは、ナス科ナス属の植物です。親戚は、ナス・ピーマン・ホオズキなどです。トマトという名は、「ふくらむ果実」「ほおずきの実」を意味するメキシコ・サワトル語の「トマトゥル」が語源だといわれています。日本では、トマトを呼ばれていますが、呼び名は国により様々です。ヨーロッパでは、高価な果物や野菜を「リンゴ」と呼ぶ習慣があり、トマトにも同じように使われています。世界共通の名称はラテン語で「Lycopersicon esculentum」(リコペルシコン・エスクレンタム)。esculentum=食べる、lycos=狼、persicon=桃 を合体させた言葉です。トマトの成分のリコピンの由来にもなっています。

原産は?

トマトはペルーやエクアドルを中心としたアンデス高原地帯が原産とされ、現在でも原種に近い野生種がメキシコからチリにかけて自生しています。

輝く太陽と乾燥した空気、昼夜の温度差も厳しい気候の中で生まれ育ちました。

「トマトは光で育てる」といわれますが、それは原産地の環境によるものだと考えられています。

トマトが日本にやって来たのはいつ?

コロンブスの新大陸発見で、多くのスペイン人がメキシコに立ち寄り、トマトを持ち帰りましたが、当初は観賞用としての栽培でした。

日本に伝わったのは、1600年代後半、江戸時代です。ヨーロッパからアジア、中国を経て持ち込まれました。最初はやはり観賞用でした。というのも、ほかの野菜にはない派手な赤色のせいで「毒の実」と勘違いされていたからです。野菜としての栽培の始まりには、イタリアの貧困層が食糧難から口にしたというエピソードがあります。

日本では、大正時代に入り、洋食の普及も進み、ケチャップなどのトマト加工品の利用が始まりました。現在のように、生で食べる習慣が始まったのは戦後(第2次世界大戦後)からだそうです。

トマトの種類って?

トマトの品種は世界で8000種類におよぶといわれています。日本では、そのうちの約100種類のトマトが栽培されています。生食でよく食べられている、トマトの桃太郎だけでも20種類以上あるそうです。トマトは、大まかに色と大きさで分類されます。

ピンク系トマト

日本で主に生食用として利用されているものです。薄い赤色のトマトで、皮が薄く、透明に近いため、果肉の桃色がそのまま見えています。甘みと酸味のバランスがよく、生食に向いています。

レッド系トマト

世界的に主要なのは赤色トマトです。皮が厚く黄色いため、濃い赤色に見え、香りの強いトマトです。主に加熱調理やケチャップなどの加工用品として使われます。味が濃く、栄養成分も豊富なため、生食用品種も開発されています。

グリーン系トマト

黄色や緑、白色のトマトです。酸味が強くてサラダなどに使われます。「トマト=赤」というイメージが強いですが、実は10種類以上の色があります。面白いことに、ストライプやゼブラガラのツートンカラーもあります。

大きさでは

200g以上になると大玉、20~40gはミニトマト、これらの中間が中玉になります。中には、直径14~16㎝で重さ1000gになるビッグサイズのものもあります。

日本のスーパーで見かけるトマトは、ほとんどがピンク系トマトです。ピンク系トマトが好まれる国は珍しく、世界的にはレッド系が主流です。レッド系は、ピンク系と比べてリコピンが多く含まれているので、ミートソースなど加熱用に利用されます。トマト缶などレッド系のトマトになります。

ミニトマトの栄養価と魅力は?

栄養価の比較から

赤色ミニトマトは、桃・黄色トマトと比べると、炭水化物が多いことで甘みが強く、少しカロリーが高くなります。

体内のバランスをとり塩分の取り過ぎを防ぐカリウムは3種類ともに豊富です。

トマトのβーカロテンの含有量は、果実を利用する野菜の中でも多い方で、特に赤色ミニトマトが豊富です。

うま味成分のグルタミン酸は、黄色トマトと赤色ミニトマトが桃色トマトよりも豊富に含まれています。

各種トマトの栄養価(100g)の比較
赤色トマト果実黄色トマト果実赤色ミニトマト果実
エネルギー20kcal18kcal30kcal
炭水化物4.7g3.2g7.2g
タンパク質0.7g1.1g1.1g
灰分0.5g0.7g0.6g
カリウム210㎎310㎎290㎎
βーカロテン540μg110μg960μg
ビタミンC15㎎28㎎32㎎
葉酸22μg29μg35μg
グルタミン酸240㎎(380)㎎(380)㎎
水分94,0g94.7g91.0g

(日本食品標準成分表2020年版)

トマトの魅力

トマトの栄養素で特に有名なのは、リコピンです。トマトの赤・黄の色素成分がリコピンになります。リコピン含有量は品種によって違いますが、色の濃いレッド系トマトに多く、熱を加えても壊れにくい性質があるので、煮込み料理りで濃縮すれば、含有量がより多くなってきます。

リコピンは、抗ガン作用・血圧調節作用・抗動脈硬化作用・抗炎症作用、さらに美白作用(メラニン生成抑制作用)・抗老化作用などが報告されています。

紫外線による肌へのダメージを防いでくれるので、美容の面からも夏には心強い食材になりますね。また、コレステロールの気になっている方には特にお勧めです。悪玉コレステロール(LDL)の酸化を抑える効果が高く、逆に善玉コレステロール(HDL)の量を増やすことも研究で確認されているので、毎日しっかりとりたい野菜です。

家庭菜園で収穫するなら、午後3時から夕方にしましょう。植物は昼間、二酸化炭素を取り入れて、太陽のもとで光合成を行い糖分・澱粉を作ります。夜は、人と同じ酸素呼吸になり、蓄えた澱粉を消費します。美味しい野菜を食べるには、うま味成分が蓄えられた時間に採取するのが良いです。

まとめ

トマトのリコピンの作用については数多くのものがあることをご紹介しました。毎日の食事の食材として、どんどん取り入れていただくと健康維持に役立ちます。特に女性にとっては、美容や健康をサポートしてくれる成分がたくさん含まれているので、強い味方になってくれます。写真は、我家の家庭菜園でのミニトマトの栽培状況です。作って楽しく、見て元気になり、食べて多くの栄養が取れる、トマトのある生活いかがでしょうか?。ベランダ栽培でも1番人気のようです。

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