ブルーベリーの種類と特徴|栽培を始める前には、系統選びも大切!

食卓のブルーベリー 野菜・果物

8月8日は「ブルーベリーの日」です。ブルーベリーを食べることで健康な生活を送ってほしい、そして、身近なものにしてほしいという願いが込められている記念日です。日付はBlueBerryのBBが88に似ていることと、ブルーベリーの収穫時期に当たることから決まったようで、日本記念日協会より正式に認定されています。

ブルーベリーがあると色々な楽しみが増えて、生活も豊かになると思います。ブルーベリーの種類と特徴についてご紹介します。栽培を始める前に、環境に合った系統を選ぶことも上手な栽培の秘訣になります。

ブルーベリーの種類とその特徴

ブルーベリーは、大きく3つの系統に分かれます。それぞれの特徴を簡単に説明しましょう。

 サザン・ハイブッシュ
ノーザン・ハイブッシュ
ラビットアイ系



温暖地での栽培ができるよ
うに育成され、全国で栽培
可能。
寒さに強く、暑さにはや
や弱い。東北や北海道、
関東以北の寒冷地に適し
ている。
比較的温暖な関東以西で
の栽培に適している。


6月上旬~7月中旬6月上旬~7月中旬7月上旬~8月下旬


新品種は大粒なものが多
い。ただ小粒な品種の方
が強く、大粒な品種ほど
脆弱な傾向がある。
サイズは多種多様。チャ
ンドラーやヌイといった
極大粒もあれば、小粒に
属する品種までバリエー
ションが豊富。
果実は、ハイブッシュ系
よりも一回り小粒と言わ
れる。



酸味と甘味のバランスが
良い美味しさ。ノーザン
よりも甘味が強く、一
般的にはサザンの方が美
味しいと感じる人が多い。
酸味と甘味のバランスが
良い。サザンと比べると
酸味が勝ったバランスの
良さ。
糖度は抜群でとっても甘
い。ただ欲を言えば少し
酸味がある方が切れのあ
る美味しさになる。


収穫量は成木時に4キロ
前後
収穫量は成木時に4キロ
前後
育てやすくて豊産性の頼
もしい系統、
8キロ程度




魅力的な新品種が続々登
場してる、株自体の脆弱
性は克服されず、育てる
のは難しい。新品種は大
粒なものが多い。ただ小
粒な品種の方が強い。
クラシックな優良品種が
多く、コビル、バークレ
イ、ブルークロップ、ハ
ーバート、アーリーブル
ー、ブルーレイ、コリン
ズの7大品種はいまだに
存在感があり、活躍して
いる。
樹高は3~4mに達する。
ブルーベリーの中では最
も強勢種の小果樹で、も
っとも歴史のある系統。
よく育ってくれて、安
心感がある。



オニール、スター、リ
ベールを除き裂果はない。
裂果はない基本的にすべての品種は裂
果する。

ブルーベリーの歴史!

ブルーベリーは、もともと北アメリカに住むネイティブ・アメリカンの日常的な食材でした。17世紀初頭、北アメリカに移住したヨーロッパ人たちが食糧難に合ったとき、ネイティブ・アメリカンは移住者たちに食料としてブルーベリーを分け与えました。これがきっかけで、移住者たちもまた自生するブルーベリーを日常食の一部とし、ジャムや保存食などに加工するようになったと言われています。やがて移住者たちはブルーベリーの栽培法を確立し、栽培は次第にアメリカ全土へ、そして世界中へ普及していくことになりました。

日本にブルーベリーが入ってきたのは1951年、戦後6年目のことです。北海道農業試験場が日本で初めてブルーベリーを仕入れて、のちに、その苗が東京農工大学へと渡り、本格的な栽培法が研究されるようになったそうです。 1968年には、東京小平市に日本初のブルーベリー農園が誕生し、商業栽培が始まりました。日本がブルーベリーの栽培に適した気候だったことも手伝って、この農園で栽培法を学んだ人たちによって、ブルーベリーの栽培は全国的に普及していきました。

季節の変化

ブルーベリーは、ツツジ科スノキ属に分類される北アメリカ原産の低木果樹の総称で、200以上の品種があると言われています。20世紀に入り、品種改良が進み、果実が濃い青紫色に熟すことからブルーベリー(Blueberry)と呼ばれています。成木の樹高は1.5~3mですが、コンテナ栽培も可能です。ブルーベリーの特徴を、季節を通してご紹介しましょう。  


春には、ドウダンツツジに似た釣り鐘型の白またはまたはピンク色の小さな花(10コ前後)を花房でつけ、4月上旬から約1ケ月間開花します。


梅雨時期から初夏

果実がだんだんと肥大し成長していきます。果実は緑、赤、青と色を変化させ、成熟すると紫黒色(青藍色)になります。


ブルーベリーの果実は一斉に熟すことはなく、果房の基部から順番に熟していきます。成熟すると紫黒色(青藍色)になり、果面に白い粉(ブルーム)と呼ばれるロウ物質がついています。これは、果実の水分蒸発を防ぎ、病気などから果実を保護するものです。大きさは、1~4g。

ブルーベリーの収穫は、品種によって違いますが、6月上旬~9月上旬まで続きます。果柄のつけ根部分までしっかり色づいた物は完熟している証です。収穫時期を迎えている果実は手で軽く触れるとすぐに採れてしまうほどです。


秋になると、鮮やかな紅葉が見られます。種類により10月の中旬から遅いものでは12月から年明けまで紅葉が楽しめます。

まとめ

ブルーベリーの種類とそれぞれの特徴はいかがでしたか。育てやすさ、美味しさもそれぞれの系統で違いがありますね。お庭に適した種類を選んで、ブルーベリーのある生活を楽しんでみましょう。コンテナでの栽培ブルーベリーの優れた栄養ブルーベリーのレシピもご紹介しています。


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