コンパニオンプランツ!|コンテナ野菜とハーブの組み合わせ10種

家庭菜園 ハーブ

野菜づくりで避けて通れないのが害虫です。食べるものなのでできるだけ薬剤は使いたくありませよね。そこでお勧めなのが、コンパニオンプランツです。コンテナの狭いスペースを最大限に有効活用して、ちょっと楽しつつ、生活を豊かにしていく。無理せず、植物との生活を楽しんでみませんか。よく家庭菜園で栽培される野菜10種にハーブのコンパニオンプランツを紹介します。

コンパニオンプランツ、7つのメリット!

コンパニオンプランツで一番大切なことは、野菜との相性です。相性によっては、効果的になるものもあれば逆効果になるものもあるので注意が必要です。また、完全に野菜を病害虫から守れるわけでもありません。あくまでも自然の力を利用したものなので、効果もゆっくりです。コンパニオンプランツを使うメリット7つについては、次のとおりです。

1.薬剤を使わずに育てれる

コンパニオンプランツがあると、香りの成分や土の中の微生物のバランスで、病原虫から野菜を守ることができます。なので、薬剤を使わず、安心・安全な野菜の収穫ができるわけです。

2.自然にやさしい

大切な作物を食べる虫は害虫、その害虫を捕食する虫を益虫と呼びます。ハーブが益虫を呼び寄せることによって、害虫の被害を減らすことができます。

3.スペースを有効に使える

植物には、日当たりを好むものと半日陰を好むものがあります。さらに、根が深くはる深根性の植物と根がほとんど張らない浅根性の植物があります。こうした植物の特性を活かして、異なる性質をもった野菜とコンパニオンプランツを組み合わせるとスペースを有効活用できます。

4.土壌バランスを整える

土中の微生物は植物の根の周囲にいます。これは、植物が根から微生物を寄せつける物質を出しているためです。同じ野菜ばかり植え続けると土中の微生物は偏ってきます。微生物には有益な微生物がいれば病原となる菌もいます。コンパニオンプランツは、こうした病原菌に対する拮抗菌を増やし、土の中の生物のバランスをよくしてくれる効果があります。

5.肥料が効率よく使える

野菜もコンパニオンプランツも肥料をたくさん必要とするものと、そうでないものがあります。また、野菜も属する科によって、肥料成分の好き嫌いがあります。同じ科の野菜を植えると肥料成分の偏りができてくるので、肥料のバランスを考え組み合わせると、施した肥料を効率よく使いきることができます。

6.自然受粉で収量がアップする

野菜の近くにコンパニオンプランツがあると、香りに誘われて昆虫が集まってきます。これらの昆虫が野菜の受粉を助け、効果的に収量がアップします。

7.料理に使える

混植したハーブも料理に活用できます。1つのコンテナで野菜とハーブが共に収穫できる。一石二鳥です。風味豊かな料理で食卓を彩ることができ、楽しみが増えます。


《 参考本の紹介 》

決定版育てる・楽しむ失敗しないハーブ作り(今日から使えるシリーズ(実用))[永田ヒロ子]
コンテナで育てるハーブと野菜小さなスペースでたっぷり収穫[深町貴子]

野菜とハーブの組み合わせ10種

コンテナで良く栽培されている野菜と相性の良いハーブ、コンパニオンプランツを紹介します。畑に地植えする場合、ハーブは根付くと地下茎を伸ばし、さらに、種を飛ばし自然増殖してきます。収拾がつかなくなる可能性があるので、コンテナの限られた場所でのコンパニオンプランツとしてのご利用をお勧めします。

ミニトマトとチャイブ(ヒガンバナ科)

チャイブの根に共生する微生物がピロール二トリンという抗生物質を生産し、土壌中のフザリウム菌やバーティシリウム菌などの病原菌と互いに張り合うことで、ミニトマトの病気の発生を抑えます。チャイブは西洋ネギです。なので、ネギ・ニラでも大丈夫です。ミニトマトのかわりにミニカボチャ・キュウリなどのウリ科も可能です。チャイブは土の中に球根を作って増えていきます。ミニトマトの栽培についてはこちらから。

ピーマンとコルシカミント(シソ科)

科目の違う植物を混植することで、病気や害虫の増殖を抑えることができます。また、草丈が低く地表を這う性質のコルシカミントは表土を覆ってピーマンの根の乾燥から守ります。ナスタチウム・チャイブ・ニラ・パセリでも大丈夫です。

ナスとパセリ(セリ科)

日向を好むナスは根を深く広く張る性質があります。パセリは、土の表面に細かい根を張って保水性を高め、地温を下げますが、乾燥に弱いので半日陰で育てます。丁度、ナスは枝葉を広げ太陽の光を効率よく受けようとするので、日陰を好むパセリはもってこいの環境になります。また、ナスの根は暑さや乾燥に弱いため、株元のパセリがある地表の温度を下げて湿度を保ってくれるというわけです。スープセロリでも大丈夫です。

キュウリとナスタチウム(ノウゼンハレン科)

栽培時期が一緒で、病気に強く、沢山の丸い葉で株元に日陰を作り、保水性を良くします。ナスタチウムは、暑さに弱いため、キュウリの葉陰で涼しく過ごすことができます。また、キュウリにつきやすいアブラムシはナスタチウムに引き寄せられて、キュウリを守ることにないります。ミツバ・ネギ・ニラ・チャイブでも大丈夫です。

サヤインゲン・春菊・レタスとルッコラ(アブラナ科)

ルッコラは苗から、サヤインゲンは種から育てるので、スタート時点はルッコラの方が草丈は大きく、サヤインゲンに来る害虫はルッコラにひき寄せられサヤインゲンの種を守ります。また、マメ科植物の葉には蛾が卵を産みに来ますが、食草が違うアブラナ科のルッコラを混植すると卵を産みにくくします。さらに、ルッコラはマメ科の根粒菌によって肥料が少なめでも大丈夫です。科目の違うレタスや春菊とルッコラを混植すると同じくらいの草丈で葉が絡み合うので、互いの害虫を引き寄せにくくなります。

ミズナとコリアンダー(セリ科)

コナガの成虫は、アブラナ科の植物に卵を産む場所を求めて飛んできます。セリ科にはつかないので、相性の異なる植物が近くにあるとアブラナ科を見つけにくくなります。害虫の発生を抑えることになります。

小松菜とチコリ(キク科)

小松菜は生育が早く45~60日で収穫できます。1年中育てれる野菜です。害虫のコナガはアブラナ科の植物だけを食害します。なので、食草が異なる蝶や蛾が集まるチコリを植え込むと、卵を産みつけにくい環境となり、被害を抑えることができます。

ラディッシュとオレガノ(シソ科)

ラディッシュはアブラムシやコナガなどの害虫の被害が大きい野菜です。オレガノは、病害虫の被害が少ない丈夫なハーブです。成虫が産卵場所を探している時に、食草でない植物があると卵を産み付けにくくなります。また、オレガノは草丈があまり高くならないので、日当たりを好むラディッシュの育成には問題ないです。ラディッシュの育て方についてはこちらから。

ホウレン草と分葱(ヒガンバナ科)

ホウレン草は蛾の幼虫に狙われます。の害虫は分葱を嫌い、分葱の害虫はホウレン草を嫌うので、それぞれの害虫を抑えます。また、分葱は日当たりを好み、ホウレン草は半日陰を好みます。相互に良い環境を作ります。分葱が手に入らない時は、チャイブ・ネギでも大丈夫です。

イチゴとラベンダー(シソ科)

イチゴの果実は、昆虫が花の中央をぐるぐる回って、しっかり受粉することで奇麗な形になるそうです。イチゴの花と同時期に咲くラベンダーを混植することによって、香りが漂い、昆虫を呼び寄せ、受粉を助けてもらいます。ペチュニアでも大丈夫です。

まとめ

コンパニオンプランツも1つのローコストの庭造りの一環になると思います。頑張りすぎると長続きしないので、植物との暮らしを楽しみながら、自分のペースで、自分に合うものを取り入れて楽しんでみてください。

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