パフィオペディラム!|花弁の一部が袋状、一寸変わった蘭の育て方

パフィオペディラム

パフィオペディラムは、花弁の一部が袋状になった、不思議な花姿をした蘭です。よく食虫植物に間違われますが、虫を捕捉して自らの栄養にすることはありません。比較的低温でも育ち、弱い日の光でも花が咲き、3ヶ月くらいの長期間花を楽しむことができるということで、観賞価値も高まっています。コンパクトな品種もあり、意外と育てやすい蘭です。ここでは、パフィオペディラムの育て方をご紹介します。

パフィオペディラムは、こんなお花!

自生のパフィオペディラムは、森の下草や地面に着生しています。湿気を好み、強い日光は苦手です。現在原種として確認されているのは120種ですが、年々新しい品種がみつかっています。花の形が丁度女性の靴を思い起こさせる形をしているところから「レディース・スリッパ」の愛称をもち、東南アジアや中国が原産の地生蘭です。「カトレア」「デンドロビウム」「シンビジウム」と並び、世界4大洋蘭の1つに数えられ、個性的な花姿と粋な色彩から、「気品の高い美しさ」として、洋蘭の愛好者の中では評価が高い品種です。草丈、15~30㎝で、コンパクトに鉢植えで楽しめます。

《 パフィオペディラム商品紹介 》

パフィオツヤイケダ花咲く苗Paph.TsuyaIkeda

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フラグミペディウム属ロンギフォリウム

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パフィオペディラムの植え替えと株分けは?

株分けは、花が終わったら間を置かずに行います。目安は、2年に1回とされています。この機会を逃したら秋まで待ちますが、蕾が出きていたら、株分けはその年は諦めることになります。
 
株分け手順
  1. 新しい素焼き鉢(浅鉢)と水苔(1時間水につけた物)を準備します。我が家は、洋蘭の土にバークを混ぜて使っていました。 鉢の特徴についてはこちらから。
  2. 使用するハサミ・ピンセットは消毒します。ウイルス病の感染を予防するためですが、火であぶる、または、アルコールで消毒する方法もあります。
  3. 鉢から株を抜きます。抜きにくい場合は、鉢を外から軽くたたく、へらを鉢の内側に差し込んでも良いです。
  4. 古くなった水苔などを取り除く。
  5. 古くなっていたんだ根も取り除く。黒っぽくなったのが傷んだ根ですが、ほかの洋蘭と比べて根が少ないので、やさしく取り扱ってください。
  6. カイガラムシがついている場合もあります。よく見て、被害を未然に防ぎます。
  7. 両手で株を持ち、無理なく分かれるところで分けます。2~3株が1つの株になるように分けます。小さくなりすぎると成長が遅くなるからです。
  8. 根に水苔をまきつけて、新しい鉢に入れ込みます。
  9. 鉢との隙間に、水苔を詰め込み、根を安定させます。
  10. 最後に、しっかり水やりをします。

肥料と与えかたは?

パフィオペディラムも他の洋蘭と同様に、春と秋の生育期に肥料を施します。春、新芽が伸び始めたら、液肥を月に2~3回、規定の濃度に薄めたものを水代わりに与えます。濃度が高いと根を痛める原因になるので、注意してください。置き肥は、株から少し離した株の縁に、月に1回施します肥料は、6月末で1次休み、9月になって少し涼しくなってから再開し、液肥のみで10日に1回の割合で施しますが、9月いっぱいで終了です。植え替えを行った場合は、1ヶ月は肥料は与えません。

置き場所は?

森の中の木陰で自生するので、低い温度で適度な湿気のある所で育てるのが基本です。なので、最低気温7℃以上あれば越冬が可能ですが、風通しを良くしておくことが大切です。冬の開花中は弱い光の中に置き、室内温度が25℃以上にならないようにします。戸外への移動は5月末以降、6月~9月末まで。長雨に当たると株が衰弱するので、直に雨が当たらないようにといわれています。我が家では、紅葉の木の下に台を置いたその上に設置していました。直射日光を避けることも、ある程度光を浴びることもでき、風通しも良いので、元気に育っていました。夏は、日本の暑さのために葉の光沢があせることがありますが、涼しくなるとこれは回復してきますので心配はいりません。10月に入ったら室内に移動し、レースのカーテンなどで遮光できる場所へ置きます

水やりはどんな感じでするの?

新芽が伸び始めたら、2~3日に1回の割合で、十分に与えます。夏には、夕方の涼しい時間帯に毎日水やりを行います。秋になると気温も下がってくるので、水やりの回数は徐々にへらし、春と同じ2~3日に1回の割合にします。この時期は、葉の間から花芽が出てきます。油断すると、葉の間に水が溜まっていると花芽が黒く株ごと腐ってしまうことがあるので、密集しているところは葉から水けをすいとってやる必要があります。開花中は水分が必要になるので、鉢の表面が乾いたら、水を与えます。

花の後はどうするの?

花が咲き、萎れてきたら、花茎毎切り取ってください。そのままにしておくと株が衰弱します。またこの時期、前年の古い株の下葉が黄色く変色して枯れてくるので、葉が完全に枯れてから根元から取り除いてください。

まとめ

パフィオペディラムは、バルブをもたず、葉のみで生育していく蘭です。葉を5~7枚程度大きく伸ばし、その中央から花芽が伸びてきます。花が終わると株のわきから新芽を伸ばし、新芽が同様に成長・開花していきます。温度が低くて、直射日光に当てずともというところで、我が家では玄関に毎年置いています。温度管理ができていると、長期間、花も楽しむことができ、冬場は大助かりです。一寸変わった花姿の蘭ですが、花のある生活の一部にいかがでしょうか?

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