夏の花、元気に咲く36種!|1年草・多年草・宿根草・低木に分けてご紹介

女郎花と蝶 夏の花

暑い夏がやってきます。夏に花を楽しめる植物の中から、我家で育てている36種の夏の花をご紹介します。1年草・多年草・宿根草・低木とに分けて、花の写真と簡単な説明を入れています。夏の水やりは大変ですが、暑い季節にも花を咲かせ、花壇を彩ってくれる植物と共に、夏のガーデニングを楽しんでみられませんか。

初夏から楽しめる1年草

【イソトマ】花期は5~11月、草丈30~40㎝、オーストラリア原産。細長い葉を持つ茎の先や葉の付け根から長い花茎をのばし、星形の青い花を次々と咲かせます。日当たりの良いところで育てます。鉢の用土が白く乾いたらしっかり水を与えます。種まきは、3月下旬~4月上旬。過湿になると徒長します。

【キバナコスモス】短日性植物で、日が短くなると咲く代表的な花です。花期は6~10月。品種改良が進み、早咲き種は種まきは4~5月、遅咲き種は6~7月に種をまきます。肥料を与えすぎると草丈ばかり伸びます。月に2回施し、花が咲き始めたら、肥料はやめます。

【ジニア】花期は7~10月、草丈30~50㎝。百日草の和名があるように、開花期が長いです。花形も大輪丸弁のダリア咲き、小輪八重咲きのポンポン咲き、花弁がよじれるものなど種類もあります。日向で管理します。水は表面が乾いたら与えます。乾燥させると株が衰弱し、花が小さくなります。

【メランポディウム】花期は5月中旬~10月、草丈30㎝。メキシコ原産で、夏でも休まず咲き続けます。日当たりと風通しの良い場所で育てます。鉢の表面が乾いたら水を与えます。多肥を嫌うので、10日に1回の液肥を与えます。こぼれ種でもよく発芽しています。

【ルコウソウ】花期6~11月、つる性植物。種まきは、5月中旬~6月中旬。糸状に切れ込んだ葉がよく茂り、星形に開いた花が咲きます。移植を嫌うので、日当たりと水はけのよいところで育てます。我家ではフェンスに絡ませています。

初夏から咲く宿根草

【カラー】花期は6~7月、草丈は50㎝~1m。メガホンのように巻いた部分が仏炎苞で色が豊富です。品種は湿地性と、畑地性があります。湿地性のものは底面給水鉢に植え付けると管理しやすいです。日当たりのよいところへ置き、畑地性の分は、鉢の表面が乾いたら水を与えます。植え付け時期は3~4月。

【グロリオサ】花期6~7月、草丈1m以上。特異な花形の朱赤色の鮮やかな大輪花が咲きます。葉の先端が弦状に伸びてほかの物に絡みつくので、フェンスに沿わせて我家では育てています。日光を好み、高温多湿の環境を好みます。詳細はこちらをご覧ください。

【アガパンサス】花期は6~8月、草丈は30㎝~1m。この写真の分は小柄な種類で常緑のタイプですが、冬に地上部が枯れるタイプもあります。大きく育つものは、艶のある肉厚の葉に、すらりと伸びた花茎の先に、涼し気な花をパラソル状に咲かせます。植え付けは、3~6月か9~10月頃です。

【オミナエシ】花期は6~9月、草丈1m。山野草の一種、日あたりのよいところで育てます。日陰では枯れることがあります。庭植えの場合は、雨が少なくて乾燥している時は水を与えます。肥料が多いと、葉ばかりが茂ります。植え付け・種まきは、2~3月。切り花にすると水が悪臭を放ちます。

【カンパニュラ・グロメラーター】花期は5~7月、草丈50㎝。濃紫色のリンドウに似た花が咲くのでリンドウ咲きカンパニュラとも呼ばれます。株分けで増やせます。適期は3月、9~10月です。

【キキョウ】花期は6~9月、草丈1m。秋の七草の1つですが、開花はわりあい早く、初夏から咲き始めます。花後に切り戻すと、夏から秋に再び咲き始めます。日当たりと風通しの良いところで育てます。夏は株元が乾燥するようなら、ひきわらやバークチップなどでマルチングすると良いです。

【フジバカマ】花期は8~10月、草丈1m。秋の七草の1つで、筒状の花弁を袴に見立て、花の色を合わせてフジバカマと呼ばれます。植え付けは、3~4月か10~11月。日当たりの良い場所で育てます。夏に株元近くで刈り込みすると花姿が整います。地下茎でどんどん増えます。

【ユリ】花期は5~8月、植え付けは9月下旬~10月。ユリの球根は寒さには強く、乾燥と暑さには強くありません。暑い時期は、地面の表面をマルチングして保護すると良いです。植え付けについては、こちらをご覧ください。

【木立クレマチス】木立性は鉢植えでも楽しめます。枝の誘引は必要なく、管理は楽です。「ヘンダーソニー」は、自然でやわらかな表情を楽しむのがおすすめです。草丈は30~50㎝、開花は5~10月です。詳しくは、こちらをご覧ください。

【アメジストセージ】花期は8~11月、草丈1m以上。花はビロードのようで、乾燥させてポプリやリースとしてのアレンジもできます。植え替えは、3~4月。水差しで、増やすこともできます。

【クレマチス】つる性の植物で、品種も多く300種類に及びます。上手に品種をそろえると1年中花を楽しむことができます。黄色い小花のセラティフォリアです。夏~秋咲きになります。苗は2年までは鉢植え、株が充実したら地植えに移行です。植え付けについてはこちらをご覧ください。

【ホトトギス】花期8~9月、草丈30~100㎝。植え付け・種まきは2~3月。山野草の一種で、お茶席によく使われるお花です。日陰でも育つ植物で、地下茎で増えていきます。日本の特産種で、現在10種類が日本に自生しています。

【数珠サンゴ】開花は6~10月、開花後、直径3㎜の赤い実を付けます。花は、順次咲いていくので、同時に実も楽しめるお花です。種まきは、3~5月。地植え、鉢植えともにOKです。

【ヘメロカリス】開花は5~8月、草丈30~50㎝、秋植え球根花。植え付けは、10~11月と3~4月です。デイリリーの英名の通り、一日花ですが、1本の茎からたくさんの花が付き、次から次へと咲きます。日本には、ニッコウキスゲ、ノカンゾウがよく知られています。土はあまり選ばず、植えっ放しでOKです。植え付けについては、こちらからご覧ください。

【ロベリア】開花は7~9月、草丈1m。この種は、宿根草タイプなので、植え付けは3月、9月下旬~11月中旬まで。株分けとさし芽、種まきで増やせます。日当たりのよいところで育てます。日本のサワキキョウもこの仲間です。

【メドーセージ】開花は5~11月、草丈は50~120cm。植え付けは、4月下旬~5月。大株になるので広い場所の確保が必要です。耐暑性があり、大変丈夫なお花なので、花姿が乱れたら随時切り戻しをします。

【ミニスイレン】花期は5~10月、水に沈めて栽培します。しっかり日光が株元に当たらないと花つきが悪くなります。用土は、スイレン用の「荒木田土」を使用すると良いです。準備した植木鉢に植え込み、睡蓮鉢に沈めての栽培になります。植え付けは3~4月。夏場は水が減ると枯れることがあるので、少なくなったら補充をしてください。ボウフラ対策にメダカを入れるのも良いですよ。

夏に咲く多年草

【ヒオウギ】花期7~8月、草丈50㎝。剣状の葉が扇を開いたように広がり、オレンジに暗紅色の斑点がある花を次々に咲かせます。ます。植え付けは、3~4月か10~11月。日当たりと水はけが良ければ3~4年は植えっ放しで大丈夫です。ヌバタマと言われる秋にできた種から増やすことができます。

【ダンギク】花期は7~9月、草丈50㎝。青紫色の花が葉の付け根に集まり、茎を囲むように開き、下から上の段に順に咲いていきます。寒さにやや弱いので、寒冷地では1年草として扱われます。

【ヒューケラ】花期は5~7月、草丈20~80㎝。植え付けは、3~4月、10~11月。ほぼ1年中同じ花姿を保ち、葉色もバラエティーで、カラーリーフとしても人気な植物です。日陰のある所にも向いているので、壁際にもOKです。夏季の多湿と肥料過多で根腐れを起こすことがあるので注意します。株分けと種で増やせます。

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春から引き続き開花中のお花、とっても助かってます。

下記のお花の簡単な説明はこちらからご覧ください。

ガザニア

ベルフラワー

バーベナ

サルビア・ホットリップス

木立ベゴニア

ペチュニア

エボルブルス

夏に咲く低木

【アジサイ】花期は6~9月、丈は1~2m。日本産の落葉低木になります。丈夫で育てやすく、乾燥しないようにだけ気を付ければOKです。【左】ガクアジサイです。青色の花色は酸性土壌、赤色の花色はアルカリ性土壌になります。赤色を望む場合は石灰を入れて中世からアルカリ性にするとよく発色します。【右】カシワバアジサイ

【百日紅】花期は7~10月、落葉性の庭木になります。我家は、大きく育つのも困るので鉢植えにしています。新梢を伸ばしながら、その枝先に花芽を作り次々に咲きます。肥料は2月、剪定は12~3月です。

【ルリヤナギ】開花は7~9月。丈は、伸びると2mにもなるそうですが、我家は鉢植えにして、日当たりのよいところで管理しています。花後に選定をすると、わき芽が出て翌年枝数の多い株になります。増やし方は、種まき3月頃、6月頃挿し木もできます。

【小紫式部】花期は6~8月、春に伸びた新しい枝に花芽を付けます。小さな白い花が房状に咲き、秋には小さな紫の実を付けます。地植えにした場合は、花丈1~2m。落葉期に剪定をして小さくまとめることもできます。耐寒性・耐暑性共にあり、特別に手はかかりません。冬に枯れた枝を取り除くくらいです。

まとめ

夏の暑さに、お花の数も減り気味になります。でも、元気に咲いている花姿を見ると、元気パワーをいただけそうです。大変な夏の水やりも、「心の癒し」につながるかもしれません。「花のある暮らし」の提案、いかがでしょうか?

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