ユリの植え付けポイントは、これ!|優雅な秋植え球根花

ユリ 球根花

ユリの球根は乾燥に弱いため、おがくずを入れて9月頃から販売されています。まずは、球根は大きくて、硬い充実したものを選ぶことが大切。そして、ユリは秋植え球根の仲間ですが、植え付けには、一寸したポイントがあります。今回は、そのポイントと管理方法をご紹介します。種類も色々あるので、好きなユリを選び、優雅に咲くユリを眺めるのも癒しのひと時となります。花の力を日々の活力に!

ユリって、こんな花!

  • 科名:ユリ科
  • 分布:北半球のアジアを中心にヨーロッパ、北アメリカなど広く分布している
  • 分類:秋植え球根
  • 植え付け時期:10~11月
  • 草丈:40~180㎝
  • 花期:5~8月

今、人気の種類は?

日本固有のヤマユリ、カノコユリなどを欧米で交配して生まれたオリエンタルハイブリッド系と、スカシユリなどを交配したアジアティックハイブリッド系が園芸品種の中心になっているようですが、日本原産のヤマユリ、テッポウユリ・オニユリ・ササユリも根強い人気です。

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2種類のハイブリッド系の違いは、こんな感じです。

【アジアティックハイブリッド系】

  • 黄色や赤、オレンジなど花色が多彩
  • 素朴な趣き
  • 多くは上向きに花を咲かせます
  • 香りはない
  • 花期が早いのも特徴
  • 植え場所は、日当たりのよい場所
【オリエンタルハイブリッド系】
 
  • ピンクや白を基調に、優雅な雰囲気
  • 花型は大きなラッパ形やろうと形
  • 多くは横向きに咲く
  • 香りが非常に良い
  • 植え場所は、木もれ日程度の半日陰が適地

植え付けのポイントは?

【植え付けの適期】 10月~11月です。
 
【土の準備】 鉢植えの場合は、赤玉土に腐葉土を3割くらい混ぜたものを準備します。市販の培養土を使う場合は、1割ほど川砂を混ぜると水はけが
良くなります。地植えの場合は、良く耕した土へ腐葉土を2~3割混ぜます。
 
【植え付け方法】 地植えの場合、植え付けは、球根の高さの4~5倍くらい、かなり深植えにするのがポイント。
ユリには、球根の下から出る根と、球根から出た茎の土中部分から出る根とがあります。下側の根は、植物を支える役割で、ユリを育てる養分の吸収は上側の根で行います。なので、上側の根が十分伸びるように、かなり深植えにします。
鉢植えの場合は、7号(直径21㎝)の深鉢に大球は1球、中球は2~3球、小球は3~4球が目安で、球根の高さの3~4倍ほどの深さに植えこみます。
 
【肥料】 元肥として緩効性化成肥料を施します。

植え付け後の失敗しない管理のコツは?

 
【置き場所】
春になって芽がでたら、日当たりのよい場所へ移動します。
 

【水やり】
鉢の表面が白っぽく乾いたら、水やりをします。芽が出ない冬場でも鉢の土の中では、根は生育を開始しているので乾燥させないようにします。冬場に乾燥が激しいとモザイク病にかかる恐れがあります。また、鉢の土が乾く暇がないほど水やりをすると、球根は腐れてしまいます。春になったら水やりの回数を徐々に増やします。地植えの場合は、特別乾燥しない限りは考えなくてよい。
 

【肥料】
春になって芽が出たら、2週間に1回は、液肥を施します。
 

【その他】
茎が伸びてきたら支柱を立て、観賞した方向に止めていきます。また、柔らかい新芽や楽しみにしている蕾にアブラムシが群がってきます。樹液を吸われると変形し、せっかくのお花が見苦しい状態になってしまいます。事前に、植物全般に効く園芸用のスプレー式やエアゾール式の殺虫剤を用意しておくことをお勧めします。
 
秋植え球根の種類の多くは寒さに当たることによって花芽を形成します。2か月ほど寒さにあててからでないと発芽しても花が咲いてくれないので、冬の寒さに当てるため秋のうちに植えます。

花が終わったらどうするの?

 
咲き終わった花がらは、早めに摘み取り、水やりは続けます。そして、ユリの球根は、開花後に急速に肥大するので、1月に2回は液肥を施し球根を肥大させます。生育と開花でカリ分が不足しているので、カリ分を補う肥料、草木灰・微粉ハイポネックスなどを与えると球根組織が充実してきます。
 

ユリの球根の掘り上げ
  • 葉が黄色くなって地上部が枯れるのを待ってから、掘り上げます。
  • 球根を消毒した奇麗なハサミで丁寧に切り離します。
  • 新しい用土に植え付けます

球根の増やし方
  1. 分球させて増やす
  2. 地下茎に木子という小さな球根ができる
  3. 地上部の付け根にむかごができる
  4. 鱗片挿しの方法で増やす

2年前の6月にオニユリのむかごを頂き、半信半疑、鉢に植えこみました。昨年は、1本だけ5㎝くらいの芽が出ただけでしたが、今年はここまで育ってきました。雨ざらしの庭に置き、水やりをしていただけです。2と3の方法では、花が咲くのに2~3年かかるといいます。成長を見守いりつつ、今年は、肥料を与えて球根を太らせ、来年の開花に期待です。5月上旬、むかごができ始めました。

まとめ

端正な花姿を持つユリは多くの園芸品種を持ち、花色も豊富。それゆえ、清純、華麗、豪華など様々な印象を与えます。また、種類によって開花期も様々。ポイントを押さえれば、毎年お花も楽しめ、さらに増やすこともできます。イメージにピッタリ合うユリを見つけて、植えてみませんか? 花の癒しの力をいただいて、日々の生活が少し変化するかもしれません。

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